印刷の知識 PDF/X-1a

PDF/X-1aの設定(Acrobat7.0の設定)

プリンター(Adobe PDF)の設定

まず初めにプリンター設定内にある『Adobe PDF』の設定です。

  1. 設定内にある『Adobe PDF』を選択
  2. 右クリックでプロパティを選択
  3. プロパティ内の『デバイスの設定』タブを選択
  4. 更にその中のフォント代替表をダブルクリックし、フォント一覧を展開する。そして、MS明朝・ゴシック(MSP含む)の代替フォントを表示フォントより『Don’t Substitute』に変更します。

InDesignからのPDF書き出し

校正往来及びCTP出力用のPDF作成方法

このマニュアルは下記のソフト及びフォントを使用した場合の書き出し方法です。
※TrueType書体を使っていると、この方法では書体が埋め込まれません。
【使用ソフト:InDesign CS+Adobe Acrobat 7.0 使用フォント:ダイナOpen type】

  1. 書き出し用プリセットの設定
    1. 『ファイル』から『PDF書き出しプリセット』→『定義』を選択します。
    2. プリセット定義内の『PDF/X-1a』を選択後『新規』をクリック。
    3. プリセット設定内の『一般』の『Web表示用に最適化』のチェックを外す。
    4. プリセット設定内の『圧縮』のカラー画像とグレースケール画像の解像度を350ppiにしてください。モノクロ画像は1200ppiで問題ありません。
    5. プリセット設定内の『詳細』の『出力先のプロファイル』を『Japan standard v2』を選択する。そうすると『インテントプロファイルの出力』も同様になります。
      このプロファイルはインデザインに戻ると『U.S.…』となりますが、そのまま進めてください。
      これでプリセットの設定は完了です。わかりやすい名前をつけて『OK』してください。
  2. PDF/X-1aの書き出し
    1. 『ファイル』から『PDF書き出しプリセット』→先ほど作ったプリセットを選択します。
    2. 詳細設定は先ほどプリセットで設定したので設定箇所はありませんが、トンボを付ける場合は『トンボとと裁ち落とし』で必要なトンボを付けてください。
      また、出力時には『ドキュメントの裁ち落とし設定を使用』のチェックは必ず付けてください
      そして、『書き出し』をクリックすればPDFが書き出されます。
  3. カラーバー+ページ情報の付け方
    1. ここからはAcrobatでの作業になります。先ほど落としたPDFを開いてください。
      カラーバー頁情報が必要な場合は『ツール』から『印刷工程』内の『トンボを追加』を選択します。
    2. 『トンボ追加』設定内で『カラーバー』と『ページ情報』のチェックを付けてOKしてください。カラーバーとページ情報が入ります。

プリント(印刷)からのPDF書き出し

校正往来及びCTP出力用のPDF作成方法

使用フォントがTrueTypeの場合InDesignからPDFへの直接書き出しができません。
これは、書き出しプリセットの定義内にフォント情報を埋め込むべき設定項目がないためです。(CS以降のソフトはOpenType推奨のためです。)
また、WordなどのMicrosoft系のソフトからも直接書き出しが出来ません
【使用ソフト:InDesign CS+Adobe Acrobat 7.0 使用フォント:ダイナTrueType】

フォント埋め込みの為のPDF/X-1a化作業
  1. Joboptionの設定
    1. 『ファイル』から『印刷』を選択、プリンタは『Adobe PDF』を選択します。
      そして、下のボタンから『プリンタ(U)』をクリックします。
    2. そしてプリンタの『詳細設定』をクリックしてください。
    3. Adobe PDF設定内の『PDF設定』に『PDF/X-1a』を選択
      『フォントを送信しない』のチェックをはずしたら、『PDF設定』を『編集』します。
      ※この設定はDistillerでも設定できます。
    4. 編集画面の『一般』を以下のように設定してください。
    5. 次に『画像』を以下のように設定してください。
    6. 次に『フォント』を以下のように設定してください。
      フォントが『埋め込めなかったときの処理』は必ず無視するに設定してください。
    7. 次に『カラー』を以下のように設定してください。
      『カラーマネージメントポリシー』はモノクロ物件であれば『カラー変更なし』をカラー物件であれば『すべてCMYK色に変換』を選択してください。
      ※カラー物件の場合『作業用スペース』のCMYKは印刷する用紙によって変えてください。
      上質紙であれば『Japan Color 2001 Uncoated』を、コート紙であれば『Japan Color 2001 Coated』を選択してください。
    8. 『詳細設定』はいじりません。
      最後に『規格』を設定して『名前を付けて保存』してください。
      Job選択時に間違えないような名前にしてください。
      ※『出力インテントプロファイル』は『カラー』の設定で選択した物を適用してください。
      モノクロの場合は『Japan Color 2001 Coated』を選択しておいてください。
  2. 用紙サイズの設定
    1. Adobe PDFのドキュメントには何故かA5判やB5判のページサイズがありません。
      ですので、ここでサイズを『追加』します。また裁ち落としなどがある場合は、それぞれの断ち落としの用紙サイズも追加しておくと便利です。
      ※この設定もDistillerで設定できます。
    2. ここで『用紙名』と『用紙サイズ』を追加します。
      用紙サイズは断ち落としのある物件用のサイズなども追加しておくことをお薦めします。
  3. 用紙/品質の設定
    1. モノクロの物件の際は『白黒』を選択し『詳細設定』をクリックします。
    2. 『詳細設定』内の『TrueTypeフォントダウンロードオプション』に『アウトライン』を選択します。そして『OK』をクリックします。
      これで『Adobe PDFのドキュメントのプロパティ』の設定は完了です。
    3. OKをクリックしInDesignのプリント画面に戻ります。
      プリント画面に戻ったら、『セットアップ』内の用紙サイズが『プリンタドライバで定義』になっているか、拡縮が100%であることを確認します。
    4. 『トンボと断ち落とし』内でトンボと裁ち落としを付けるかを選択します。
      ただし、下版時には裁ち落としがあろうが無かろうが、『ドキュメントの裁ち落とし設定を使用』のチェックは付けてください。
    5. 最後に『色分解』のカラー設定でモノクロ物件の場合は『コンポジットの変更なし』を選択して、プリントを押せばPDFが書き出されます。

PDFのプリフライト

書き出したPDFのチェックを行います。
最終確認はフォントがType1になっているかPDF/X-1aに準拠しているかを確認します。

  1. フォントの確認
    1. 書き出したPDFを開きファイルから『文章のプロパティ』でフォントを確認します。ここで『種類:Type1(CID)』になっていれば問題ありません。
  2. プリフライト
    1. 更に、アドバンストよりプリフライトを実行します。
      プリフライトのプロファイルに『PDF/X-1a:2001準拠』を選択します。
    2. そして以下のように問題が検出されなければチェック完了です。