印刷の知識 PDF/X-1a

印刷用PDFの完成型…PDF/X-Plus

印刷用のPDFとして『PDF/X-1a』は完全なようにも見えますが、解像度に関しての規定があまい(低解像度のものでも受け付けてしまう)、極細文字・線幅に関する制限がない、色の品質や標準に関する規定がないなど、不完全な面も残っています。 また、数多くの印刷媒体を1つの規格で縛ってよいのだろうか?

それらの問題を解消するために開発されたPDFが『PDF/X-Plus』

これはベルギーに活動拠点をもつ非営利団体『ゲントワークグループ』が推進しているもので、PDF/Xをベースに印刷種類別に使用を細部化し制限を加えた新しい運用ガイドラインです。
この「PDF/X-Plus」は印刷用のデータに不要な不確定要素を極力排し、雑誌用、新聞用、商業印刷用など印刷目的別に9分類し、「PDF/X-1a」にあった問題点についてもより細かい基準を設け、より印刷に適したPDFとしてヨーロッパでは高い評価を得ております。

現在日本では大手印刷会社などが協力し、『PDF/X-PlusJ推進協議会』という団体を立ち上げ日本仕様のガイドラインを作成中です。

また、PDF/X-Plusの日本使用の呼称は、末尾に「J」を追加した、『PDF/X-PlusJ』となります。